白い鼻毛・白髪が生えてくるのは生活習慣が原因?|鼻毛の白髪対策まとめ
鏡を見た時に鼻毛に白い毛が混じっている事に気が付くことがあります。鼻の中の白い毛は頭髪のような白髪です。白髪というと高齢者な印象がありますが、男女に関係なく若い人にも白い鼻毛は生えてくることがあります。
白い毛が生えるのには高齢者というだけではなく、様々な原因があります。白い鼻毛が生えている原因や、改善のための対策などを紹介します。
最初に白髪が生えてくるのは鼻毛!?
髪に白髪が出ていないのに鼻に白いものが混じっていると、驚いてしまうかもしれません。「白髪」というと髪の毛を連想するかもしれませんが、眉毛やまつげなど、すべての体毛は白髪になる可能性があります。
その中でも最初に白髪に変わりやすいのは、なんと鼻毛。鼻毛→髪の毛→髭→体毛→眉毛…と言った順番で白髪に変わってくるのです。つまり、鼻毛に白髪を見つけたら、今後、他の場所にも白髪が増える可能性があると言えるでしょう。
髪の毛は自分でも目に付きやすいので、髪の毛から白髪に変わっていくかのように思えますが、鼻毛のほうが先に白髪に変わっているなんて意外ですね。
毛はもともと「白い」もの?
私たち日本人は黒や焦げ茶色など、色の濃い体毛を持っています。西洋や北欧は、金髪など、明るい体毛の人が多いですよね。人種によって、何故体毛の色が違うのでしょうか?
実は、毛の本来の色は、「白」なのです。体毛は、皮膚にある毛包という部分に、毛母細胞という毛を作り出す細胞があり、そこから生えてきます。
毛母細胞から作り出されたばかりの毛は色がなく、白い状態です。成長する過程で「メラノサイト」という色素が取り込まれ、黒髪や金髪、赤毛など、さまざまな色が付いていくのです。
ところが、何らかの原因でメラノサイトの働きが衰えてくると、毛に色を付けることができなくなってしまいます。その結果、毛に色を付けることができずに伸びてしまうため、「白髪が生える」ということになってしまいます。
白髪が生えるメカニズムはわかりましたが、なぜメラノサイトの働きが衰えてしまうのでしょうか?
それでは、白髪が生えてくるようになる原因について見ていきましょう。
白い鼻毛(白髪)が生えてくるのはなぜ?
白い鼻毛が生えてくると、『もしかして病気…?』と不安に感じる人もいるかもしれませんが、基本的には頭の白髪と同じような原因で、以下の通り生活習慣や老化が考えらえますね。
白い鼻毛の原因①ストレス
まず1つ目の白い鼻毛の原因として、ストレスが挙げられます。
体毛は血液から栄養をもらって成長するもの。しかし、ストレスなどで血行不良になると鼻毛や髪の毛に影響があります。20代や30代で鼻毛が白くなるのは、ストレスが影響している可能性があります。
白い鼻毛の原因②不規則な生活習慣
次に2つ目の白い鼻毛の原因として、不規則な生活習慣が挙げられます。
不規則な生活習慣として、以下のような生活習慣が考えられます。
- ★偏った食生活
- ★喫煙
- ★運動不足
- ★睡眠不足
睡眠不足は白髪が増える原因だけでなく、肌荒れの原因になるため注意が必要ですね。また、偏った食生活は白い鼻毛の原因として考えられる可能性が高いです。
髪の毛や鼻毛は元々白い毛ですが、メラニンという黒い色素によって黒くなります。そのメラニンが正常に機能せずにメラニン色素が足りなくなると白くなります。
黒い毛の元であるメラニンは、乳製品や大豆、わかめやヒジキなどで作られています。これらの栄養素が足りていないとメラニン色素を作ることが難しく、白い鼻毛の原因となります。
白い鼻毛の原因③老化・遺伝
3つ目の白い鼻毛の原因として、老化や遺伝が挙げられます。
- ★老化によりメラニン色素が減少する
- ★元々メラニン色素が少ない=白髪が多い遺伝である
といった感じで、歳を重ねるごとに頭髪と同様、白髪が増えることもあります。また、両親からの遺伝で子供の頃から白髪が多かったり、頭髪が明るい色だったりすると鼻毛も同様に白くなる可能性が高いですね。
白い鼻毛の原因④過剰なダイエット
4つ目の原因として、過剰なダイエットが挙げられます。
★食事制限や激しい運動などで、体に必要な栄養が不足してしまう
★毛母細胞に必要な栄養が行き渡らず、髪の健康を損なう
★メラノサイトの働きが衰え、髪に色を付けることができなくなる
前項でもご説明しましたが、メラノサイトという色素細胞の働きによって毛に色をつけています。しかし、過剰なダイエットをして摂取する栄養が少なくなると、生命維持に必要な機能が優先され、毛母細胞に必要な栄養が行き渡らなくなってしまいます。
その結果、メラノサイトの働きも弱まり、白いままの毛が生えてきてしまうようになります。
白い鼻毛(白髪)でよくあるQ&Aまとめ|抜いて処理するのはダメ!
白い鼻毛について、よくある疑問を以下でまとめました。白髪の間違った処理方法もあるので、注意しておきましょう。
よくある質問・疑問1|白い鼻毛は抜いていいの?
鼻毛を抜きすぎると、抜いた部分から殺菌が入ることで風邪などの病気を引き起こす原因になるため、鼻毛を抜いて処理するのはNGです。詳しくはこちらの『鼻毛を抜くのは要注意!』のページで解説しています。
白い鼻毛は目立つので見つけたらすぐに抜いておきたい、という気持ちもよく分かりますが、鼻毛には雑菌やウィルスを絡め取り、体内に入れないようにする大事な役割もありますので、安易に白い鼻毛を抜かないようにしましょう。
よくある質問・疑問2|鼻毛を白髪染めするという方法はアリ?
鼻毛を抜くのが危険だからといって、白い鼻毛を黒く染めてしまおうという考えもありますが、ヘアカラー剤が鼻の中の粘膜を刺激して炎症を起こすリスクがあるため、白髪染めも推奨できかねます。
そもそも、鼻毛専用の白髪染めは市販で売られていない上、手間がかかりそうですので白髪染めで対処する人はほとんどいないと思われますが、一応気をつけておきましょう。
よくある質問・疑問3|鼻の中がかゆいのは大丈夫?
鼻毛が白いという悩みに加えて、鼻のかゆみを訴える人もいるようですが、結論から言うと鼻毛の白髪とかゆみは特に関係ありません。
鼻の中のかゆみは多くの場合、鼻毛の伸びすぎによる粘膜への刺激が考えられますので、適度に鼻毛をカットすることで解決されます。
それか、もしかしたら花粉症の可能性もあるかもしれませんね。自覚されなくても、実は花粉症だった…というケースもわりとありますので、気になった際は念のため耳鼻科へ行って診てもらうといいでしょう。
白い鼻毛(白髪)は切って処理しよう
鼻毛の白髪を抜いてしまったり、黒く染めることは鼻の粘膜に刺激を与えてしまうため、避けるようにしましょう。どうしても鼻毛の白髪が気になる場合は、抜くのではなくカットするようにしてください。
鼻毛カッターは、鼻毛の処理に特化した道具で、狭くて見えにくい鼻の中でも安全に処理できるように開発されています。
鼻の中に入れるだけで安全にカットできる電動式の鼻毛カッターには、電池式や充電式などさまざまなタイプがあります。鼻毛ケアの頻度によって選ぶと良いでしょう。
また、鼻毛処理専用のハサミを使うのもおすすめ。鼻の中を傷つけないよう、刃の先が丸い形に処理されているのが特徴です。
しかし、鼻毛のカットのしすぎも要注意。鼻毛には、さまざまな大切な役割があります。
たとえば、空気中の細かいホコリや病原体が体内に侵入するのを防ぐフィルターの役割をしてくれたり、鼻の中の湿度を保って粘膜の乾燥を防ぎ、乾燥による炎症を防いでくれたりしているのです。
鼻毛をカットしすぎてしまうと、これらの役割が果たせなくなり、風邪を引きやすくなったり、鼻の中で炎症を起こしてしまったりするリスクがあります。
白い鼻毛(白髪)への対策方法は?
では、白い鼻毛を見つけたらどう対処するのが良いのでしょうか。白い鼻毛への対処方法を3つご紹介します。
白い鼻毛の対策方法①ストレスを溜めない
まず1つ目の白い鼻毛への対策方法は、ストレスを溜めないこと。
ストレスは血管が収縮して血行不良を引き起こすため、ストレスを溜めないように発散させるよう工夫します。
- ★適度な運動を心がける
- ★十分な睡眠をとる
- ★ゆったりとお風呂に浸かる
- ★仕事とオフのメリハリをつける
- ★趣味の時間をとってリフレッシュする
以上のような、忙しい生活で忘れがちなポイントを思い返して、できる限りストレスを溜めないようにしましょう。ストレスは鼻毛が白くなる原因のほか、ムダ毛が濃くなることにもつながるので、要注意ですね。
白い鼻毛の対策方法②食生活の改善
次に2つ目の白い鼻毛への対策方法は、食生活や生活習慣の改善です。
年代問わず、栄養バランスの偏った食事や整った生活を継続することが大事ですね!
- ★簡単に食べられるジャンクフードは控える
- ★海藻や乳製品・貝類などを積極的摂る
- ★栄養バランスの良い食生活を心がける
- ★睡眠の改善(早く寝るように気をつける)
白い鼻毛の対策方法③手入れに注意する
最後に3つ目の白い鼻毛の対策方法は、手入れに注意すること。
上記でもご紹介しましたが鼻毛には、ホコリやウィルスなどが体内に侵入しないためのフィルターとしての役割があります。気になるからといって自分で抜いてしまうこともありますが、これはフィルター機能を除去することにもなります。
手入れは自宅で簡単にできる、先端が丸くなった専用のハサミやカッターを利用して安全に行いましょう。ハサミなどで手入れする時は、鼻の奥にある毛は処理せずに気になる部分の毛のみをカットすることも大切なことです。
白い鼻毛の対策方法④タバコをやめる(血行改善)
鼻毛が白くなる原因ではタバコ・喫煙も考えられます。タバコに含まれているニコチンが血管を収縮させることで、血の巡りが悪くなってしまい、白髪になりやすくなります。
喫煙にはデメリットが多く、顔のシワが目立ったり白髪になりやすいとされていますので、健康上の理由だけでなく美容面でもタバコをやめておいた方がいいですね。
外部サイト:国立循環器病研究センター まだ たばこを吸っているあなたへ
また、鼻毛のほかムダ毛をキレイにしたい場合、美容効果のある光脱毛がおすすめです。顔やうなじの産毛やワキなど目立つムダ毛をキレイにしたいなら、まずは安い脱毛サロンで試してみてはいかがでしょうか。
女性の鼻毛処理でおすすめの鼻毛カッターは?
白い鼻毛の処理では抜くのではなく、専用のカッターがおすすめということですが、おすすめの製品についても以下でご紹介します。
鼻毛カッターは人気のものでも安価で購入できますので、一つは持っておくと便利ですね!
パナソニック ER-GN25|デザインも可愛い!
パナソニックのエチケットカッター・ER-GN25は女性に人気の製品でして、37gというコンパクトなサイズ感や、可愛らしいデザインなど、旅先でも使えるような鼻毛カッターになっております。
鼻毛だけでなく眉毛や口元のヒゲ・産毛にも使用できますので、顔の気になるムダ毛も簡単に処理できますね!
ETCTOP 電動鼻毛カッター|水洗いもできて便利!
ETCTOPの鼻毛カッターもネット通販を中心に売れており、そのまま水洗いができる点やUSB充電式など、使い勝手の良さでおすすめですね。
パナソニックの鼻毛カッターと比べたら少々ごついですが、こちらも旅行での持参で問題ないサイズ感ですね。2時間の充電で30日は使えるとのことですので、バッテリーも安心です。
フィリップス 鼻毛/耳毛カッター|1,000円以下で買える!
フィリップスの鼻毛カッターは1,000円以下という安さも魅力的ですが、鼻毛のほか耳毛処理でも使えて便利です。
口コミではペットのトリミングでも利用しているユーザーもいるらしいですので、安全性でも問題ないでしょう。安い商品ですので、お試し感覚で使ってみてはいかがでしょうか。
白髪だと油断しないで!もしかしたら病気かも…?
不規則な生活習慣を改善したり、ストレスの解消を試してみても、白髪が減らなかったり、反対に増えてしまったりした時は、病気が原因の可能性もあります。
白髪が症状として現れる病気はいくつかありますが、白髪だけではなく、皮膚にも白斑(はくはん:皮膚の一部が白くなってしまう症状)が現れたり、視力や聴力に問題が出てくることもあります。
急に白髪が増えたり、白斑が出てしまった場合は病気を疑い、医師に相談することをおすすめします。
それでは、白髪が増える可能性がある病気について見ていきましょう。
フォークト・小柳・原田症候群
フォークト・小柳・原田症候群はぶどう膜炎という目の疾患の一種で、メラニン色素を異物と判断してしまう病気です。
メラニン色素はメラノサイトが作り出す、体毛に色を付ける色素細胞です。メラニン色素が作られても、免疫反応の異常で攻撃してしまい、髪や肌に色がつかず白くなってしまいます。
進行すると網膜剥離を引き起こしてしまう可能性もあるので、白髪や白斑が増えてしまったら医師の診断を受けてください。フォークト・小柳・原田症候群の場合は、眼科です。
尋常性白斑
尋常性白斑とは、メラノサイトが何らかの原因により減少したり、消失してしまう後天性の病気です。メラノサイトが正常に働かなくなるので、髪や皮膚の色が白く抜けてしまう症状が現れます。
かゆみや痛みは伴いませんが、髪や皮膚がまだら状に色が抜けてしまいみために現れるため、精神的に苦痛を感じる人が多いようです。皮膚科の診察を受ければ、比較的簡単に診断がつくようです。
甲状腺機能低下症
喉の下の方にある、甲状腺の働きが低下してしまっても白髪が増えることがあります。
甲状腺とは、甲状腺ホルモンと言われるホルモンを分泌し、新陳代謝を調節する働きをしています。
甲状腺の機能が低下して必要な量よりもホルモンの分泌量が少なくなってしまうと、白髪だけでなく動機や息切れ、全身の倦怠感、むくみなど、さまざまな症状が現れてしまいます。
内科や内分泌科で検査を受けることができるので、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。