脱毛・自己処理後にできる赤いぶつぶつの原因と対策|脱毛後は保湿ケアが大事!
ムダ毛を処理してきれいな肌を目指している人は、赤いぶつぶつができて困った経験があるのではないでしょうか。肌トラブルが起きてしまうと、脱毛をスムーズに進めていくことができなくなってしまいます。
脱毛の種類に関係なく、処理後は誰でも起こる可能性があることをご存知でしょうか。脱毛後にあらわれる赤いぶつぶつの正体や、できてしまったときの対処法について解説していきます。
また、空気が乾燥することで、湿疹・赤いぶつぶつができやすくなりますのでより注意が必要ですね!
脱毛後にあらわれる赤いぶつぶつは何?
脱毛をサロンやクリニックで受けた場合も、家庭で自己処理した場合でも赤いぶつぶつが発生する可能性があります。
これは毛穴が炎症を起こした状態で、毛嚢炎(もうのうえん)と呼ばれています。埋没毛による腫れも、自己処理が原因で発生しますね。
人の肌には常在菌が多くいますし、空気中やタオルにお布団など、様々なものについています。脱毛した後の肌は少なからずダメージを受けているため、バリア機能が低下してしまい、菌に十分な抵抗ができません。
毛穴の奥深くまで入り込んだ菌に対して、免疫が活動するとその部分が熱を持ったり炎症を起こしたりして、赤くぶつぶつと腫れ上がってくるようになります。
感染しやすいのは、表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌などがあります。これらは毛穴近くの汗腺からでる汗の成分で増加しやすく、免疫が頑張っても3日から4日程度は毛嚢炎の赤いぶつぶつが続くでしょう。
肌のダメージが十分に回復していなかったり、爪で引っ掻いたりしてしまうと、菌への抵抗力が弱まった状態が長く続いてしまいます。
脱毛したあとは普段より意識的に清潔を保たないと、毛嚢炎が起きやすくなります。特に汗をかきやすい脇の下やVIOラインの処理をしたときには、数日の間注意が必要です。そのため、お肌への負担が少ない正しい自己処理方法もチェックしておくといいですね。
毛嚢炎とニキビの違いは?
毛嚢炎はニキビと見た目がとても似ているので、一見その違いに気が付かないかもしれません。しかしその発生原因や菌の種類は似て非なるものです。
まずニキビの原因ですが、毛穴に皮脂が溜まることで原因菌が繁殖しニキビを作ります。ニキビの原因菌はアクネ菌と呼ばれる菌で、実は健康な肌にも存在している常在菌です。
一方の毛嚢炎は傷ついた毛穴から原因菌が侵入することで炎症が起きることが発生原因です。毛嚢炎の原因菌は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌と呼ばれ、赤みはニキビのように1つだけ顔を出すこともあれば、多発する場合もあります。
一つだけ浮き上がってきた赤みは、どちらの症状なのか判断が難しいため、悪化する前に専門医を受診するようにしましょう。
毛嚢炎の炎症の程度
女性が掛かりやすい毛嚢炎に、細菌感染の要素が強いタイプがあります。赤みや痛み、痒みもほぼ無いのが特徴ですが、肌にプツプツしたできものが発生します。これは毛包が細菌に感染しているために生じる肌の炎症です。
また男性ではヒゲ脱毛後に発症しやすい毛嚢炎として、炎症が強いものがあります。深剃りした時のカミソ負けもその一つで、赤くヒリヒリとした痛みを感じます。この場合毛穴の奥の毛包にまでダメージが及んでいる可能性があるので要注意です。
女性の毛嚢炎になりやすい箇所
毛嚢炎は、脱毛や除毛などを繰り返し、毛包に傷が付くことで発生しやすくなります。基本的には髪の生え際やおでこ、背中、ワキ、太もも、VIOなど、皮脂が多く分泌される箇所や、ムレやすく雑菌が繁殖しやすいパーツに毛嚢炎ができやすいと言えるでしょう。
ニキビによく似たプツプツを見つけたら、毛嚢炎を疑ってみても良いかもしれません。
赤いぶつぶつ(毛嚢炎)への対処法
赤いぶつぶつができてしまったら、まずは肌についている雑菌の数を減らすことが大事です。肌を刺激しすぎないよう、薬用の石鹸で洗い保湿をしっかりと行います。
肌のダメージを回復させるとき、乾燥している状態が続くのはよくありません。保湿で潤うと、奥まで菌が入り込む可能性が少なくなります。
脱毛後4日程度経過しても赤いぶつぶつが治らないときには、かなり菌が増えている状態なので、薬で早めに炎症の状態から回復させましょう。
毛嚢炎が長引くと、色素沈着が起きやすくなります。かゆみが伴って引っ掻いたりすれば、より跡が残りやすいです。
代謝が弱く、虫刺されやケガの跡などがなかなか消えない体質の人は特に注意が必要です。炎症を抑える市販薬でもよいですが、痛痒さがある場合、皮膚科に行って化膿を止めることができる塗り薬や、菌の増殖を阻害する薬を処方してもらったほうが安心です。
脱毛をクリニック(医療機関)で受けた場合は、施術した医師に炎症の状態を診てもらいましょう。赤いぶつぶつができている間は脱毛をお休みし、ビタミン類が不足しないよう野菜や果物を食べるようにすると肌の回復をサポートできます。
ステロイドの塗りすぎはNG
毛嚢炎の治療によく使われるステロイド剤。湿疹や炎症を抑える効果がある一方で、塗りすぎてしまうと毛嚢炎の悪化を招くことも。その原因はステロイド剤に肌の免疫を抑制する作用があるためです。必要量以上を使用すると雑菌に感染しやすくなるため、かえって身体にとって害を与えてしまい兼ねません。
クリニックなどから処方されたものであっても、必ず用法、用量に従うことが基本ですね。
埋没毛の周りが腫れた時の対処法は?
埋没毛により腫れてしまったときはまず、皮膚科に行くのがおすすめです。ドクターが有効な対処方法を提供してくれるので、安全に処理することができます。
皮膚科に行かなくても自分自身で簡単な処置もできるので、知っておくと便利です。専用の軟膏が販売されているので、これを患部に塗って処理を行います。化膿している場合は毛を抜いて膿を絞り出すといった方法もありますが、こちらはあまりおすすめできません。
なぜなら跡が残りやすいのでメラニン色素が原因で、皮膚が黒くなってしまい、見た目が悪くなるので注意しておきましょう。基本的に腫れてしまっても、放置しておけば数日程度で完治してくれるので特に問題はないです。
あとは肌のターンオーバーを利用して、埋没毛を改善できます。ただ、化膿してひどいときは皮膚科に行き処理をしてもらうのがいいでしょう。
特に皮膚の弱い方はさらにトラブルを起こしてしまう可能性があるので、痛いと感じてしまうなら潔く自己処理はせず病院に行くことをおすすめします。特にデリケートゾーンは蒸れやすく、悪化も起こしやすいため、早急に治しましょう。
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埋没毛はほじくり出さないで!
埋没毛はを無理矢理引っ張りだそうとすると、毛穴の炎症や化膿の原因にも繋がり兼ねません。毛抜き等で取り除くことができることもありますが、その後ニキビのように赤く腫れたり、炎症や毛嚢炎、色素沈着を引き起こしたり、また黒ずみや傷として痕が残り消えなくなってしまうことも。
埋没毛が表面に黒く見えた場合、引っ張り出すのをぐっとこらえ、毛が出てくるまで根気よく待つようにしましょう。
毛嚢炎予防に!正しい肌ケア方法
毛嚢炎を防ぐためには、正しい洗顔方法や保湿、日焼け止め対策などがとても重要です。何か特別なことを追加するよりも、いつものスキンケアで保湿をしっかりと。
特に除毛や脱毛後の肌はいつもより繊細なため、細菌や雑菌が入りやすくなっています。毛嚢炎を発生させないよう、正しいスキンケアの方法を見ていきましょう。
洗い方のポイント
除毛や脱毛をした後の肌はとても敏感になっています。そのため洗い過ぎは禁物。できるだけ優しく肌へ触れられるように手洗いがおすすめです。石鹸やボディソープなどもあまり使い過ぎず、最小限に抑えたほうが良いでしょう。
使用するものも普段から使っていて肌に合っているものや、敏感肌用のタイプを選び、泡のクッションを用いて洗うようにします。これは肌を手で直接こすらないようにするためで、もちろんスポンジやタオルで強く洗うことのないように。
ムダ毛処理のポイント
ムダ毛の自己処理には、毛抜きやカミソリよりも電動シェーバーがおすすめです。カミソリを使う場合でも、刃をこまめに変え、肌を傷付けることの無いよう優しく剃るように心掛けましょう。
また、脱毛中であれば紫外線対策やUVケアも念入りに。日焼け止めも刺激の少ない低刺激性のものを選び、お肌を労わりながらキレイに保ちましょう。こうした日頃の積み重ねは脱毛効果の向上にも繋がります。
刺激は避ける
毛嚢炎が出来ているときは、刺激になるものを意識して避ける様にしましょう。例えばカミソリや毛抜きによる自己処理は肌へ負担が掛かるので、おすすめではありません。
脱毛中の方はこの時期は脱毛を一時中断し肌を休めると良いですが、毛嚢炎が比較的出来やすいという人もいます。その場合は毛嚢炎ができたらすぐにサロンのスタッフに相談し、治療を織り交ぜながら上手に進めていけると良いでしょう。
生活習慣の改善を!
規則正しい生活習慣や、バランスの取れた食事を心掛けること。そして質の良い睡眠を十分に確保することは何よりも大切です。
特に肌荒れが起きたときや、忙しくて外食が多くなっている時期には、意識してサプリメントや栄養素の補給をすることで大きなトラブルを回避できるでしょう。
毛嚢炎の多くは自然に治癒していくため、免疫力を向上させ強い身体を作っていけることが理想です。ふとした瞬間に毎日の習慣を見直してみても良いかもしれませんね。
患部には触らないようにする
ニキビやできものが目に入ると、つい触りたくなるという人も多いでしょう。しかしこれは絶対におすすめできません。ニキビや腫れた箇所は潰すと痕が残りやすく、色素沈着なども引き起こします。
肌にトラブルが起きたら触らずに、まずは近くの専門医へ相談を。
埋没毛の腫れ対策・防止ではスキンケアもおすすめ!
また、埋没毛の腫れを防ぐためにはスキンケア・ボディケアも大事ですね。お肌の保湿をすることで、埋没毛対策のほか多くのメリットがあります。
特に、対策すべきポイントは保湿と角質。冬に限らず乾燥していると、気づいたら肌がガサガサになってしまうケースが多いです。また、粉を吹いたり角質がたまってしまったりすることも。
すべすべな美脚を目指したいのであれば、しっとり肌に近づける「保湿」と、ツルツル肌になれる「角質除去」に力を入れましょう。
以下では効果的なフットケアの方法について、まとめてみました。それと、スキンケア効果のあるおすすめ除毛クリームも自己処理とあわせて使ってみましょう。
尿素配合のクリームで保湿する
埋没毛には尿素クリームを使用することで表面に出やすくなる効果が期待できます。尿素はもともと肌に備わっている成分の一つで、柔らかくなった角質を剥がれやすくしてくれるため、埋没毛対策に適しています。
特にムダ毛処理後と入浴後は肌の油分が落ち乾燥している状態のため、保湿ケアを行うことが大切です。市販の尿素クリームであれば10%配合のクリームを選ぶと肌にも優しいのでおすすめです。
埋没毛の腫れ対策になるフットケア①太もも
1箇所目は、太もも。ほっそりとした太ももに憧れますよね。すらっとした太ももを目指せるマッサージをご紹介します。
- ボディオイルやクリームを太ももに塗る
- 太ももを両手で掴み、雑巾を絞るようにひねる
- 太ももの付け根から膝に向かってリンパを流す
埋没毛の腫れ対策になるフットケア②膝
2箇所目は、膝。膝は、角質が溜まりやすくカサカサになりがちなパーツ。他のパーツよりも念入りに保湿をしましょう。
- 膝の角質除去スクラブを使い、膝を優しく撫でるようにマッサージ
- お風呂上がりには、ボディローションを塗って膝に水分を入れる
- ローションの後、ボディオイルやクリームを塗って蓋をする
埋没毛の腫れ対策になるフットケア③スネ
3箇所目は、スネ。スネは、意外と気づかないけれど乾燥しがちな部分です。より保湿力の高いボディクリーム+オイルを使って、水分・油分をしっかりと肌に吸収させましょう。
埋没毛の腫れ対策になるフットケア④かかと
4箇所目は、かかと。冬ガサガサになってしまうかかとは、定期的に角質を除去する必要があります。
- 角質リムーバーでかかとの角質を除去する
- ボディスクラブをかかとに塗り込む
- お風呂上がりは、ローション+クリームやオイルを塗って保湿する
デリケートな部分にはソフトピーリング
デリケートな箇所に適しているのがソフトピーリングです。市販のピーリング剤を使用して、古い角質を柔らかくしていきましょう。
一般にはピーリングジェルやピーリング石鹸といった商品を市販で手に入れることができます。種類も豊富に揃っているため、用途に合わせて自分の使いやすいものを選びましょう。
脇やVラインは色素沈着が起きやすく繊細なため、フルーツ酸(AHA)のように、できるだけ低刺激な成分が含まれていると安心して使用できます。
赤いぶつぶつや痒み=スキンケアが合っていない?
脱毛後に赤いぶつぶつや痒みが起きてしまう場合、現在自身で行なっているスキンケアが自分の肌にあっていない可能性があります。
新しいスキンケア用品を使い始めた場合
もし、脱毛に通うタイミングで何らかの新しいスキンケア用品・ボディケア用品を使い始めているという場合、その新しいスキンケア・ボディケア用品が自身の肌にあっていない可能性が高いです。
一度、そのスキンケア・ボディケア用品を使うことを中止し、様子を見ましょう。それでも、赤いぶつぶつや痒みがひかない場合には、下の項目でご紹介している「新しいスキンケア用品を使っていない場合」をご覧ください。
新しいスキンケア用品を使っていない場合
特に最近新しいスキンケア用品を使っていないけれど、赤いぶつぶつや痒みが発生しているという場合、脱毛の他にその他の要因が考えられます。
- 肌質が変わった(今まで使っていた化粧品が合わなくなる)
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレスを抱えている
以上のような要因が考えられるため、生活習慣についても考えてみることをおすすめします。また、ボディケア関連で除毛クリームがお肌に合わないケースもありますので、敏感肌の方にもおすすめな除毛クリームを試してみるといいですね。
脱毛以外にも要注意!?|冬場の乾燥肌も赤いぶつぶつの原因に
また、湿度の低い冬場は乾燥肌になりやすく、乾燥性皮膚炎のリスクがありますので注意しましょう。普段の脱毛や自己処理が原因とだけ思っていると、肌荒れがさらに進行する恐れがあります。
あなたの赤いぶつぶつ、ただの肌荒れじゃない?
肌が乾燥すると乾皮症(かんぴしょう)と呼ばれる、皮膚の表面の脂が減少する状態になります。乾皮症では角質層の水分が不足しているので、肌のひび割れや皮がむけるなどの症状がでますね。
さらに乾皮症の肌を放っておくと、かゆみや赤いぶつぶつ・湿疹などが出る乾燥性皮膚炎(皮脂欠乏性湿疹)のリスクが高くなります。
自己処理の部位でもよくある脚のすね部分も、比較的乾燥しやすいところですので赤いぶつぶつがひどくなる前に対策が必要ですね。
赤いぶつぶつ・乾燥性皮膚炎の治療方法は?
乾燥性皮膚炎の疑いがある時の対策では、上記でもご紹介したような保湿ケア以外でも注意するべきポイントがあります。
- 保湿対策はマストで
- 皮膚を刺激しないように入浴ではぬるめの温度で
- 加湿器で空気を乾燥させない(目安の湿度設定は60%)
- 肌着はなるべく綿製品がおすすめ
アクリル・ナイロンなどの化学製品は皮膚の水分を吸収するため、乾燥肌とは相性が悪いですね。なるべく肌着では、保湿性に優れた木綿素材の服を選ぶようにしましょう。
しっとりすべすべな腕に近づくボディケア3つ
腕の肌トラブルにお悩みの方へ向けて、今回はしっとりすべすべな腕を目指せるボディケアを3つご紹介します。
①油分の多いボディクリームを塗る
1つ目のケアは、油分の多いボディクリームを塗ること。
ボディケア用のアイテムには、クリームやジェルなどさまざまなタイプがありますよね。冬の乾燥を防ぐもしくは解消するには、こっくりとした保湿力の高いクリーム状のアイテムがおすすめです。
夜就寝前やお風呂上がりなど乾燥しやすいタイミングに、腕にボディクリームをじっくりと優しく擦り込むようにして塗りましょう。
②入浴剤を入れた湯船に浸かる
2つ目のケアは、入浴剤を入れた湯船に浸かること。
なんとなく毎日お風呂に入っているという方も少なくありません。入浴時間も有効活用しましょう。
おすすめは、入浴剤を入れた湯船に浸かること。短い時間でもいいので、入浴剤を入れた湯船に浸かることで、発汗作用や保湿効果が期待できます。
③お風呂上がりには即保湿する
3つ目のケアは、お風呂上がりには即保湿すること。
お風呂上がりは、身体から水分が蒸発してしまい、特に乾燥しやすくなるタイミングです。
お風呂上がりはなるべく早めにミストやオイルなどを塗りましょう。その後、ボディクリームなども合わせて塗ることで、乾燥を防ぐことができます。
まとめ|赤いぶつぶつ(毛嚢炎)は保湿で予防できる!
脱毛はムダ毛がなくなることだけに注目してしまいやすいですが、お手入れを受けて処理を行った後の肌をケアすることも忘れてはいけません。
菌が感染しやすい状態からすぐに回復できるよう、衛生面と保湿に気を配れば毛嚢炎の予防に繋がります。ビタミン類は肌の回復だけでなく、色素沈着の予防もサポートしてくれるので、よく食べるとよいでしょう。
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